三島暦師の館ロゴ

「三嶋暦師の館」では、いつでも天保15年の暦を印刷できるようにしました。一度でも木版画をやったことのある方なら簡単にできるでしょう。
初めての方でも説明しますので大丈夫です。


 三嶋暦(レプリカ)を印刷しましょう

 1. 練り板でローラーに墨をつけます。墨をつけたローラーは練り板の浅いところで十分にしごいて余分な墨を除きます。墨が多くつきすぎると文字がにじんでしまいます。
うまく塗布するコツはローラーを一方向に転がすようにします。
 2. ローラーを縦に動かし版木に墨をつけます。平均に墨がつくようにローラーは大きく動かしてください。
墨がついたら上からと横からも見て、版の光りぐあいでムラがないかをしらべます。
墨が多く付いてしまったところや付いていないところがあったらローラーを横方向にも動かしてみましょう。
3. 墨のついた版の左側に見当用の治具をあて、治具に書いてある線に刷り紙の左端をあわせてのせます。
刷り紙がのったら治具をはずし手のひらで刷り紙をなでます。しわが少しできてしまっても印刷は大丈夫ですのでそのまま作業を続けるようにします。
4. 軽く手でなでて刷り紙を版におちつかせたら、バレンで全体をこすります。バレンは軽くぐるぐると輪をかくようにしてください。
こするのはできるだけ短時間で終わるようにします。時間が長すぎると版に刷り紙がくっついてしまいますのでご注意ください。
5. 刷れたら紙を両手でていねいにはがします。
刷り上ったばかりの暦はまだ墨が乾いておりません。1〜2分間乾燥させて墨が乾いたことを確認してからお持ち帰りください。


 印刷のようす

暦の印刷風景の写真 三嶋暦の印刷体験のようすです。
版木にローラーで墨を塗り、その上に紙をおいてバレンでこするとできあがりです。

きれいに印刷できました。三嶋暦師の館の印をおしてお持ち帰りください。 印刷完成品の写真


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