暦ことば 暦に関連することばを集めてみました |
ことば | よ み | 解 説 | |
あ | 相性がよい | あいしょうが よい |
陰陽五行説で、木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ずるというのが「相生(そうじょう)」といわれる。この関係はそれぞれが調和して永遠に循環することを示すもので、「相性がよい」という言葉はここから生まれた。 |
明け六つ | あけむつ | 旧暦では夜明け(明け六つ)が昼の始まりで日暮(暮れ六つ)が昼の終わりとされる時刻法(不定時法)が使われていた したがって昼の六つから六つまでは夏は長く冬は短く、その差は20刻(4時間48分)もあった 明け六つは現在の午前5時〜7時に相当する *1刻=14.4分 |
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有明 | ありあけ | 月が空にありながら夜が明けてくることで、十六夜以後の夜明けをいう | |
い | 芋名月 | いもめいげつ | 旧暦8月15日の満月をいう 「十五夜」、「中秋の名月」ともいわれ、この時期の旬である芋類を供えて月見をすることからこの名がある |
う | うける | 人気がでること 戦国時代の戦略に利用された占いの「有卦(うけ)」がもとになっている 大将の生年月日の星から7年間続く吉年の年回りがあり、その最初の年に入ることを「有卦に入る」といった この期間は運気が向いてきて戦いに有利だとされていた | |
閏月 | うるうづき | 月の周期を基にした旧暦は354日、太陽の周期を基にした太陽暦は365日で1年となり、旧暦の方が11日早まってしまうので、季節を合わせるために19年に7回の割で1ヶ月加え1年を13ヶ月として調整した このようにして加えた月のことを閏月をいう 閏月は置閏法によって決められた | |
え | 恵方まいり | えほうまいり | 恵方はその年の歳徳神(としとくじん)のいるといわれる方角で「あきの方」あるいは「恵方」ともいわれる この方角にある神社に元日の早朝初詣をすることをいう |
恵方巻き | えほうまき | 節分の夜、恵方に向いて食べる太巻き寿司のこと この太巻き寿司をを切らずにまるかぶりで食べきると良いことがあるといわれ、もともとは関西での慣習だったが、2〜3年前頃から全国に広まった 「巻き寿司」は福を巻き込む、「切らずに」は縁を切らないという意味がある 恵方はその年の歳徳神(としとくじん)のいるといわれる方角で「あきの方」ともいわれる | |
お | 大晦日 | おおみそか | 1年の最後の日で毎月の最後の日を晦日(みそか、つごもり)ということから12月31日を大晦日(おおみそか)または大つごもりという |
おくんち | 旧暦9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句」におこなわれていた西日本でのお祭りで「長崎おくんち」が有名である 9日のことを「お九日(おくんち)」とよんでいたためこの名がついた 新暦になってからは月遅れの10月7日〜9日の3日間おこなわれる | ||
か | 寒中 | かんちゅう | 二十四節気の「小寒」の始まりから「大寒」の終わり(立春の前日)までの期間をいう この期間中に出す便りが「寒中見舞い」 |
還暦 | かんれき | 十干(木=甲ひのえ、乙ひのと)(火=丙かのえ、丁かのと)(土=戊つちのえ、己つちのと)(金=庚かのえ、辛かのと)(水=壬みずのえ、癸みずのと))と十二支(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)を組み合わせ、甲子(きのえね)で始まり乙丑(きのとうし)・・壬戌(みずのえいぬ)と続き癸亥(みずのとい)というように循環させることを「六十干支」または「十干十二支」という これを日に配分すると60日、年に配分すると60年で一巡し元に還ることになる 還暦は60歳になると生まれた年の干支に戻り、赤いチャンチャンコを着るのは赤子に生まれ変わったという意味がある *平均寿命が60歳に満たない時代であったことによる |
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き | 喜寿 | きじゅ | 77歳のお祝い 喜の略字が七十七と読めることからきている |
く | 栗名月 | くりめいげつ | 旧暦9月13日の月のことで「十三夜(じゅうさんや)」ともいう この時期、栗が旬であることからこの名がある |
グレゴリオ暦 | ぐれごりお れき |
現在、世界中のほとんどの国で使われている太陽暦 1582年にローマ法王のグレゴリオ13世がそれまで使われていたユリウス暦の10月4日の次の日を10日飛ばして15日に改暦したのが始まり 改暦の原因は春分の日を復活祭などの時期を決める基になっていたが、それが1582年の時点で実際より10日早くなっていたため ユリウス暦が制定されてから1600年弱で10日の誤差がでたのは1年を365.25日としたためでグレゴリオ暦は365.2425日を1年としている | |
暮れ六つ | くれむつ | 旧暦では日暮れ(暮れ六つ)が夜の始まりで夜明け(明け六つ)が夜の終わりとされる時刻法(不定時法)が使われていた したがって夜の六つから六つまでは夏は短く冬は長く、その差は20刻(4時間48分)もあった 暮れ六つは現在の午後5時〜7時に相当する | |
け | 下段 | げだん | 暦の一番下に書かれている禁忌事項で迷信的な色合いが濃い暦注 明治5年の改暦によって十二直などとともに記載を禁じられたが、戦後再びあらわれるようになった |
こ | 古希 | こき | 70歳のお祝い 杜甫の「人生70、古来稀なり」からきている |
五節供 | ごせっく | 季節の節目に神に食物をそなえ、無病息災を祈願したことに由来している行事で、徳川幕府は5日の節供を定めた 奇数月で1桁月の1、3、5、7、9月がそれにあたる 1/7人日(じんじつ)3/3上巳(じょうし)5/5端午(たんご)7/7七夕(たなばた)9/9重陽(ちょうよう)が五節供になる 現在は五節句と書かれることが多い *旧暦時代の催事日をそのまま新暦に当てはめたことにより、季節が約1ヶ月早まってしまった 桃の節句に桃が咲かないなど、季節とあわないのはこのため |
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午前、午後 | ごぜん、ごご | 江戸時代の時刻で使われていた12辰刻法では「午」の刻を12時と定めた その「午」の正刻を「正午」といい、それ以前を「午前」、以後を「午後」という | |
暦 | こよみ | 語源としてはいろいろな説があるが「日読(かよみ)」が「こよみ」となったという説が一般的である | |
暦師 | こよみし れきし |
旧暦の編纂や頒布をおこなった人 | |
さ | 朔望月 | さくぼうげつ | 月が朔(新月)から望(満月)を経て朔になるまでの期間をいう 1朔望月は29日12時間44分2秒82 (29.530589日) |
傘寿 | さんじゅ | 80歳のお祝い 傘の略字が八十と読めることからきている | |
残暑 | ざんしょ | 立秋過ぎの暑さのことををいう | |
し | 子午線 | しごせん | 地球の北極と南極をむすぶ線で「子」は北、「午」は南を意味する |
旬 | じゅん | 1ヶ月を10日ずつ3つに分け、始めの10日を初旬、中の10日を中旬、終わりの10日を下旬という | |
正午 | しょうご | 江戸時代の時刻で使われていた12辰刻法では「午」の刻を12時と定めた その「午」の正刻(しょうこく)をいう | |
暑中 | しょちゅう | 二十四節気の「小暑」の日より暑中にはいる。特に夏の「土用」の期間(立秋前の18日間)を暑中という場合が多い この期間中に出す便りが「暑中見舞い」で、立秋からは「残暑見舞い」になる | |
人日 | じんじつ | 五節供の一つで正月7日におこなわれる 古来中国では1/1を鶏の日、1/2を狗(いぬ)の日、1/3を猪の日、1/4を羊の日、1/5を牛の日、1/6を馬の日とし、1/7を人の日としたということによる | |
す | 宿曜道 | すくようどう | 星占いの一つで星座の動きと人の運命をむすんで吉凶を占うもので、インドで始まり中国に伝わった 日本には弘法大使がもたらしたといわれている |
せ | 青春 | せいしゅん | 陰陽五行説では春を色で表現すると青になる そこから「青春=若い時代」ということばが生まれたといわれている 「青」は「未熟」という意味を持ち「青葉」、「青二才」、「青臭い」などと使われている そのほか、陰陽五行説では夏は赤、秋は白、冬は黒で表現する |
節気 | せっき | 旧暦は太陽の動きに対し、1年が約11日早く終わってしまうため、農作物を作るうえで不都合であったため、、1太陽年を12に区切って季節の目印とした 正月節立春、2月節啓蟄というぐあいに節気は毎月の前半に配置されている 節気と節気の中間を中気とよび12の呼称がある 12の節気と12の中気をあわせたものを「二十四節気」という |
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そ | 卒寿 | そつじゅ | 90歳のお祝い 卒の略字、卆が九十と読めることからきている |
た | 七夕 | たなばた | 牽牛(けんぎゅう)と織女(おりひめ)の話は中国から伝わったもの 織女の和名は棚機津姫(たなばたつめ)といい、2人の出会いが7/7の夕だということから七夕とされた |
端午 | たんご | 五節句のひとつ 「端」ははじめの意味で「端午」は月はじめの午の日のことをいったがいつからか5月5日を端午とよぶようになった 旧暦5月は梅雨の時期で、雨の中、口を上に向けている鯉のぼりの姿を「鯉の滝のぼり」に見立てたようである |
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ち | 中元 | ちゅうげん | 旧暦の1/15を上元(じょうげん)、7/15を中元(ちゅうげん)、10/15を下元(かげん)といい、この日には亡くなった人の霊を供養するために贈り物をした その後、いつも世話になっている方に贈るようになり、今でも中元だけが慣習として残っている |
中秋の名月 | ちゅうしゅうの めいげつ |
旧暦8月15日の月をいう 旧暦では7、8、9月を秋とし、それぞれ初秋、中秋、晩秋とよんだことから「中秋の名月」になった 芋類が収穫され供えられる時期であるため「芋名月」ともよばれている | |
重陽 | ちょうよう | 五節句のひとつで9月9日におこなわれる 「菊の節句」ともいわれる 陰陽五行説では奇数を陽、偶数を陰とし、9は陽の極めとされた その陽が重なるためこの名があり栗飯、菊酒で祝う |
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つ | 通日 | つうじつ | 1月1日から通して数えた日数 天文学では古い記録の整理や天体の軌道計算などの基準とするためユリウス通日というものがあり、紀元前4713年1月1日から数えている どうしてこの日にしたのかについては計算に便利なところまで遡っただけということで特に深い意味はない |
晦日 | つごもり | 旧暦30日の姿を見せない月のことを「月こもり」といい、それが転化したものといわれている | |
綴暦 | つづりごよみ とじごよみ |
用紙の片面だけを使って袋とじにしてノート型になっている暦 使い勝手がよいので多くの暦がこの体裁をとっていた |
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て | 定時法 | ていじほう | 現在使われている時刻法で、1日が24時間、1時間が60分、1分が60秒というふうに、季節や昼夜に関係なく時の長さが一定の時刻法 |
と | 十日夜 | とおかんや | 旧暦10月10日の晩に子供たちが藁をまいた棒で地面をたたいて、モグラから農作物の被害をなくそうと願う行事 関東、甲信越地方でおこなわれている |
土用 | どよう | 四季の終わる前18日間を土用といい、立夏、立秋、立冬、立春の前18日間となる 陰陽五行説では、春は木、夏は火、秋は金、冬は水となり土が外れてしまうので土を4つに分けそれぞれの季節に配当したものといわれている この時期は土をいじることは凶とされていた 現在は夏の土用だけが「鰻の日」として知られている | |
な | 夏越 | なごし | 神慮(しんりょ=神のこころ)を和らげる「和ごし(なごし)」にちなむといわれる 6月と12月の晦日に神社でおこなわれる「大祓(おおばらえ)」の6月におこなわれる方を「夏越」とよび、茅でつくった輪をくぐる茅の輪神事がある この茅の輪をくぐることによって罪やけがれをはらうことができるという |
に | 日食、日蝕 | にっしょく | 太陽と月と地球が一直線に並ぶ新月の時に起きる現象 太陽の光りを月がさえぎることにより出現する 地球の軌道も月の軌道も完全な円でないためいつも同じ形には見えない また、黄道(太陽の道すじ)と白道(月の道すじ)の交差角度(5度9分)があるため新月の時にいつも起きるということはない |
ぬ | 沼津大茶会 | ぬまづ だいちゃかい |
10月10日前後の日曜日に沼津御用邸記念公園にて実施される今様大茶会で柿田川湧水を使用する 平成4年より始まった |
ヌマ暦 | ぬまれき | 古代ロ−マ時代にヌマ王(B.C716〜673)により制定された1年を355日とした暦 | |
ね | 寝待月 | ねまちづき | 旧暦で各月の19日目の夜に出る月をいう 月の出が遅いので「寝て待つ」からこうよばれるようになった |
の | 除 | のぞく | 12直の一つで万物を折衝して、百凶を除きさる日 沐浴は吉、婚礼には凶 |
は | 白寿 | はくじゅ | 99歳のお祝い 百という字から一を引くと白になることからきている |
初午 | はつうま | 如月(2月)の最初の午の日をいう お稲荷さんに4色または5色に塗り分けられた幟旗や油揚げなどを奉納し五穀豊穣、商売繁盛を祈る 初午が節分より前に来る年は火事が多いといわれ、次の午の日(二の午)に延期される | |
八朔 | はっさく | 徳川家康が江戸城に入った日が天正18年8月朔日(ついたち)であったため、幕府によって「大礼の吉日」と定められ、庶民にとっては休日となった この日に贈り物をするという習わしがある | |
半夏生 | はんげしょう | 植物の半夏(カラスビシャクの漢名)が生える頃に由来する 昔は「半夏半農」といって、半夏生までに田植えが終わっていないと半分しか収穫がないから遅れないように戒めたといわれている 旧暦では夏至から数えて11日目にあたる |
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頌暦 | はんれき | 暦を広く配ること また実際に配られた暦のことをいう | |
版暦 | はんれき | 鎌倉時代になると頒暦の需要が高まり、印刷が試みられた 印刷した頒暦は版暦と呼ばれる 古くは摺り暦とよばれ、その中でも仮名版暦は三嶋暦が最初である |
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ひ | 菱餅 | ひしもち | 3月3日のひなまつりに供える菱形に切り3層に重ねた餅 上は桃の花をあらわすという「紅」、中は清浄さをあらわすという「白」、下は地面の草をあらわすよもぎの「緑」を重ねる |
ふ | 不定時法 | ふていじほう | 季節によって昼夜の時間が変わる時刻法 夏の昼の時間(明け六つから暮れ六つまで)は15時間52分、冬の昼の時間は10時間56分でそれらを6等分した時間を1時としたため夏の1時は2時間39分、冬の1時は1時間49分と50分もの違いがある |
へ | 米寿 | べいじゅ | 88歳のお祝い 米という字が八十八と読めることからきている |
ほ | 盆 | ぼん | 正式には盂蘭盆(うらぼん)という 旧暦の7月13日の夕方迎え火をたいて先祖の霊を迎え、盆の間は僧侶のお経をいただいたり墓参りをする 盆踊りはこの間おこなわれる 16日に送り火をたいて先祖の霊を送り終わる 現代では新暦の7月15日前後や月遅れの8月15日前後におこなわれるところが多い |
ま | 巻暦 | まきごよみ | 巻物のような形につくられた暦で最も古い暦の形 三嶋暦には巻暦、綴暦、略歴の3種類があり、そのうち巻暦は三嶋大社と江戸幕府への献上用とされた |
み | 三日月 | みかづき | 旧暦で毎月の第3日に出る細い月をいう その鋭い形を見て、昔の人は霊力が有ると思った |
む | 迎え火 | むかえび | お盆は仏教行事の中で最も重要な先祖の霊をお迎えする行事で、7月13日の夕方家の前で火を炊いて先祖の霊をお迎えすることをいう |
め | メトン法 | めとんほう | 太陰太陽暦は19年に7回の閏月を設けると太陽暦をぴったりあうということが紀元前4〜5世紀にはわかり中国やギリシャで用いられていたということである この方法は古代ギリシャの天文学者メトンの名をとって「メトン法」とよんでいる |
も | 桃の節句 | もものせっく | 五節句のひとつで「上巳(じょうし)」という 初めは旧暦3月の最初の巳の日におこなわれたが、後に3日におこなわれるようになった ひな祭りともいい雛人形を飾り、雛あられ、菱餅、白酒、桃の花などを供えて祝う 新暦の3月3日はまだ桃の時期には早いので月遅れで祝うところもある 旧暦の3月3日は新暦の4月10日前後になるため桃の花はいたるところに咲き、まさに桃の節句となる |
や | 厄年 | やくどし | 陰陽五行説から吉凶を判断するという陰陽道の禁忌のひとつ 数え年で男は10歳、25歳、42歳、61歳、女は19歳、33歳、37歳が厄年にあたり厄難が多い歳ということで祈願をおこなう この厄年を本厄といい、前年を前厄、翌年を後厄という |
ゆ | ユリウス暦 | ゆりうすれき | ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)がエジプトに侵攻した時、エジプトで使っていた暦がローマのものより精度がよいとわかり、紀元前46年にエジプトの天文学者ソシゲネスに命じて作らせたのが「ユリウス暦」である ユリウス暦は1年を365.25日とし2月を29日残りの11ヶ月を30日と31日として4年に1回閏年を設けた 閏日は2月に置かれて長い間使われてきたが、1年を365.25日で計算したため1200年後には10日も先に進んでしまったことがわかり、1582年にグレゴリオ暦と交代することになった |
よ | 余寒 | よかん | 立春過ぎの寒さのことをいう |
ら | 洛書 | らくしょ | 九星の古代中国の伝説から、洛水という黄河の支流から現れた神亀の背に神紋が有り、これを図にしたものを洛書と言う これで運勢を占った |
り | 略歴 | りゃくれき | 1年分の暦を1枚の紙などに印刷した簡略な暦のことをいう この中でも縦長につくられ家の中の柱などに貼って見られるものを「柱暦(はしらごよみ)」とよんだ |
る | 類聚名物考 | るいじゅ めいぶつこう |
江戸時代に書かれた書物の名前で、この書の中の三島暦の条に「今の世にも仮名文等の甚だ細かなるを三島暦のやうと言う」とありと、三嶋暦の文字模様の細かさが説明されている |
れ | 暦日 | れきじつ | 暦や暦の中の日付けのことをいう |
暦注 | れきちゅう | 暦には大別して2つの要素が書かれている 一つは天文学的、科学的なもので、日付け、七曜、二十四節気、月の朔と望、日の出、日の入などで、もう一つは日の吉凶、方位神、十二直、二十八宿、納音などのような迷信的なもである これらの事柄を総称して暦注という | |
暦法 | れきほう | 暦を作る方法や規則のことをいう | |
ろ | 漏刻 | ろうこく | 昔の時計の一種で4つの木の箱を階段状に並べてそれぞれを管でつなぎ、一番上の箱に水をいっぱい入れてだんだん下に流す 一番下には銅製の入れ物があり、ここにたまった水の深さを目盛り付きの矢で計って時刻を知ることができた |
わ | 若水 | わかみず | 元日の朝早く汲んだ水のことをいう 若水は邪気を除くと信じられ、神棚に供えた後その水で年神への供物や家族の食事をつくったりお茶(福茶)を点てたりするのにつかう |